107.「誦句集 人間本質自覚の誦句」

「人は万物の霊長として 宇宙霊の有(も)つ無限の力と結び得る 奇しき働きを有(も)つものを 吾が心の奥に保有す。

かるが故に かりにも真人たらんには 徒らに他に力を求むる なか(勿)れである。

人の心の奥には 潜在勢力という驚くべき絶大なる力が 常に人の一切を建設せんと其(その)潜在意識の中に待ち構えて居るが故に 如何なる場合に(於て)も 心を虚に気を平にして 一意専心 この力の躍動を促進せざるべからず。」

 

「運命を拓く」第三章 潜在意識とその性能 には、宇宙生命と人間の生命の関係が次のように説明されています。宇宙霊から分与されている偉大な力を使用するため、潜在意識と実在意識を活用することが大切です。

 

「日々我々は新しく生まれいで、朝ごとに甦っている。肉体を更生する「再生力」という力が、「心の態度」に、著しく関係している。潜在意識は映された印象のままに作用する。潜在意識は、実在意識を通じて、宇宙大霊と結ばれている。潜在意識は、宇宙霊と同様、一切のものを作り出す創造力を有している。正しい自覚を人生にもとうとするには、この宇宙霊から、霊智の分与を受けている潜在意識なるものの一切の作用が、「実在意識の態度」というものに同化して、その作用を、あるいは良くもし、あるいは悪くもするということを決して忘れてはならない。」(「運命を拓く」第三章 潜在意識とその性能 より)