109.「誦句集 大偈の辞」

「あゝそうだ! 吾が生命は宇宙霊(神仏)の生命と通じて居る。宇宙霊(神仏)の生命は無限である。従って(そし)不健康なるものや不運命なるものは 神仏の生命の中には絶対にない。

而して(そして)その尊とい生命の流れを受けて居る吾は又 完全でそして人生の一切に対して絶対に強くあるべきだ。

だから誠と愛と調和した気持と 安心と勇気とで ますます神仏との結び目を堅固にしよう。」

 

 天風先生の第一番目の悟りと言われる「大偈の辞」です。神仏を宇宙霊と呼んでいたことが分かります。運命を拓く 第五章 大いなる悟り には、以下のように載っています。積極的に活きることが大切です。

 

 

 「今日は人の心というものが、なんと、この世の何ものにも比べることが出来ない大きなものであることを正しく悟ることにしよう。人間の心の大きさである。果てしない大宇宙よりも、人間の心の方が偉大であるということである。ああそうだ! 自我の中に、造物主の無限の属性が存在しているのだ。造物主(宇宙霊)の心は絶対に積極である。人間の心の持ち方を積極的にすると、健康も運命も、どんどんよりよい状態になってくる。反対に心を消極的にすればするほど、健康も悪くなり、運命も悪くなる。天に向かって唾したものが降りかかってきたのだ。」(運命を拓く 第五章 大いなる悟り より)