147.「楽 憂威(うれい)の為(ため)に 何(なに)を失(うしな)う」

「楽 憂威(うれい)の為(ため)に 何(なに)を失(うしな)う」と読み下してみました。

 

研心抄に「笑いと人生」があります。楽観歓喜の積極観念を持ち、憂愁・煩悶のような消極的観念を持たないことが大切です。

 

・以下、研心抄「笑いと人生」より抜粋。

 古い日本の道歌に、「面白き事なき世をおもしろく住みなすものは心なりける」というのがある。

 

 更に西哲オリヴァ・インデンス・ホルムス の語に「およそ楽観歓喜の観念は、人間が神が人間の生命をより新しく甦(よみが)えらせるために与えられた霊液ともいうべく、これに反して憂愁、煩悶、恐怖、憤怒、悲観、苦労のような消極的観念こそは、命を腐らし毒錆(どくさび)のようなものである」というのがある。(研心抄 P301 笑いと人生 より)