148.「円相 四大(しだい)に主(ぬし)無(な)し 大霊に帰(き)す」
「四大(しだい)に主(ぬし)無(な)し 大霊に帰(き)す」と読み下してみました。
四大は、火・空気(もしくは風)・水・土の4つの元素ですが、物質の状態であり、様相であり、それぞれの物質を支える基盤と言われています。つまり、世の中の物質全てを示していると考えます。
大霊とは宇宙の自然法則のことです。天風会的に言えば、宇宙霊となります。
「すべての物質(四大)は、宇宙霊(大霊)に従(帰)う。」となります。
天風会で「帰大霊」と言えば、中村家墓所にある墓誌があります。
昔の志るべに、二代目会長・安武貞雄先生の解説がありましたので、載せさせていただきます。
「「先天一気即ち霊源 無作意而行自然 人生亦此制疇中 一切還元帰大霊」
先天の一気は即ち霊源 作意なくして自然を行う 人生もまたこの制疇の 一切還元して大霊に帰す
先天の一気とは、中国古来の思想で、宇宙根源宇宙の根源主体の一種の気であり、それは後天の気に対して先天の一気と呼ばれる。電気とか精気とか言われるのとこれも同一。
この一気があらゆる霊の根源であり、天風会でいう宇宙霊、科学での宇宙エネルギーの本体である。
この気が原動力となって、ひとりでに自然の働きを行っている。われわれの人生もまたこの範囲の中にあるもので、現象世界にある一切のものは還元されて、遂にはこの先天の一気即ち 宇宙の大霊=宇宙霊と一体になるのである。」
(志るべ No140 昭和49年3月号 解説 安武貞雄 より)
四元素(よんげんそ、ギリシア語: Τέσσερα στοιχεία)とは、この世界の物質は、火・空気(もしくは風)・水・土の4つの元素から構成されるとする概念である。四元素は、日本語では四大元素、四大、四元、四原質ともよばれる。古代ギリシア・ローマ、イスラーム世界、および18~19世紀頃までのヨーロッパで支持された。古代インドにも同様の考え方が見られる。中国の五行説と類比されることも多い[注釈 1]。
エンペドクレスの説がよく知られるが、アラビア・ヨーロッパの西洋文化圏で広く支持されたのはアリストテレスの説であり、四元素を成さしめる「熱・冷・湿・乾」の4つの性質を重視するため、四性質ともいわれる。4つの元素は、土や水など、実際にその名でよばれている具体物を指すわけではなく、物質の状態であり、様相であり、それぞれの物質を支える基盤のようなものだとされた。(webより)
大霊:大霊とは宇宙の自然法則のことです。物的世界と霊的世界の区別なく、全宇宙の生命の背後ではたらいている創造エネルギーです。皆さんが知るに至った小さな部分だけでなく、まだ地上人類に明かされていない大きな部分も含めた全宇宙に、くまなく行きわたっております。(webより)