152.「正々堂々」
『正々堂々』の元が、『正正の旗、堂堂の陣』(孫子の兵法書)であることを知りました。
『正正の旗、堂堂の陣』の大義名分(『錦の御旗』)の大切さを教えてくれています。
以下、webより
「意味:態度や手段が正しくて立派なさま。▽「正正」は軍旗が正しく整うさま。「堂堂」は陣構えの勢いが盛んなさま。「正正の旗、堂堂の陣」の略。
『正々堂々』の所以となった『正正の旗、堂堂の陣』というのは孫子の兵法書で有名な孫武が提唱しました。
孫武は正正の旗、堂堂の陣の軍隊と戦ってはいけないと唱えています。
理由はこの正々堂々の軍隊と戦うと『必ず負けるから』です。
孫武は戦上手で知られておりますが、無闇矢鱈(むやみやたら)に戦をしませんでした。『戦って必ず勝つ相手と戦う』事を心がけました。見通しがない場合は策をしっかりと練るのです。また、相手を傷つけず勝利をおさめる事を上策としました。
見通しがしっかりとした徳のある方ですね。
『どうしたら勝つことができるのか?』と考えるのではなく、『どうしたら負けないのか?』と考えているのが孫武であり、孫子の兵法書なのです。
やり方でなく在り方が違うと私は感じました。
『正正の旗、堂堂の陣』は大義名分なのです。
その大義名分という『錦の御旗』さえあれば、決して戦に負けることはないのです。」(webより)