182.「子犬」
可愛らしい子犬が描かれています。
天風先生は、錬身抄p308で、犬は犬らしく、人間は人間らしく活きることの大切さを書かれています。
・以下、錬身抄 付録 働きの人生哲学 より
「多く言うまでもなく、何ものと雖(いえど)も、生れ付(つき)に反した活き方をすれば、到底完全に其生存を確保する事は出来ない。これは議論でなく事実が一切を歴然として証明する、たとえば犬が猫の真似をし、又は馬が馬らしくせずして牛の如(ごと)くに活きたとしたら忽(たちま)ち其生命に障害を招来する。
何(いず)れにして、こうした峻厳な宇宙真理と事実とに想到せば、吾人(ごじん)人類がその一生を有意義に活き行くには、何を措(お)いても、先(ま)ず其本来に順応して活きねばならないという事は、極めて明白な事である。」