201.「静閑之寶(宝)」
「静閑(せいかん)是(こ)れ宝(たから)なり」と読み下しました。「1967年夏日」とあります。
静かだと、物事に集中し易いです。
運命を拓く 第九章 第一義的な活き方p211に、「自分のいのちを守る心は、しっかりとして、本当に静かで、秋の池の水のような、澄み切ったものでなければいけない。」とあります。心静かに過ごしましょう。
「静」の文字について、村里先生が「青」と「争」の合成語と説明されていました。「争(力強い腕の象形が変形した文字」(「あらそう」の意味)から争い)」が「青(すみきる・しずまる)となる。」とのことです。(詳細は、以下webよりを参照)
第九章 第一義的な活き方p211 より
「心は常に「晴れてよし、曇りてもよし、富士の山」、大山鳴動するといえども心は常に微動だにしない、というようでなければならない。自分のいのちを守る心は、しっかりとして、本当に静かで、秋の池の水のような、澄み切ったものでなければいけない。」
静閑:ひっそりともの静かなこと。また、そのさま。閑静。「甚だ―なる田園なれば」
「静」という字の成り立ちを調べてみました。
・以下、webより
会意兼形声文字です(青(靑)+争(爭))。「草・木が地上に生えてきた象形と井げたの中の染料(着色料)の象形」(「青くすみきる」の意味)と「ある物を上下から手で引き合う」象形と「力強い腕の象形が変形した文字」(「あらそう」の意味)から争いが「すみきる・しずまる」を意味する「静」という漢字が成り立ちました。
・会意兼形声文字:会意文字でもあり、形声文字でもある漢字の事。