203.「道杜甫」
「杜甫(とほ)への道」と読み下しました。杜甫と言えば、春望(国破れて山河在り)が有名です。
杜 甫(と ほ、712年(先天元年) - 770年(大暦5年))は、中国盛唐の詩人。字は子美。号は少陵野老、別号は杜陵野老、または杜陵布衣。「杜少陵」「杜工部」とも呼ばれる。律詩の表現を大成させた。幼少の頃から詩文の才能があり、李白と並ぶ中国文学史上最高の詩人として、李白の「詩仙」に対して、「詩聖」と呼ばれている。また晩唐期の詩人・杜牧の「小杜」に対し「老杜」と呼ばれることもある。
春望 杜甫 作
城春草木深(城春にして草木深し)
感時花濺涙(時に感じては花にも涙を濺ぎ)
恨別鳥驚心(別れを恨んでは鳥にも心を驚かす)
烽火連三月(烽火三月に連なり)
家書抵萬金(家書萬金に抵る)
白頭掻更短(白頭掻かけば更に短く)
渾欲不勝簪(渾べて簪に勝えざらんと欲す)