234.「美意延年  三勿三行(さんこつ さんぎょう)」篆書二行 屏風

 篆(れい)書の二行 の屏風です。

 

 三勿三行(さんこつ さんぎょう):三勿(怒らず 怖れず 悲しまず)、三行(正直 親切 愉快)。黒の誦句集の先頭の誦句 吾等の誓(誓詞)にも書かれていますが、天風会の中心的な言葉です。

 

・以下、webより

美意延年(びいえんねん):心を楽しませて、つまらないことにくよくよしなければ、自然と長寿を保つことができると言うことを表す四字熟語です。

【美】は、「たのしい」という意味です。【意】は、「こころ」の意味です。

 

『荀子』「致士:チシ。士を招く」篇にでています。

  得衆動天。 衆を得れば天をも動かし、民衆を把握すれば天をも動かし、

  美意延年。 意を美(たのし)ませれば年を延(の)べ、心を楽しませれば長生きし

  誠信如神。 誠信なれば神の如く、誠実であれば神明のようであり

  夸誕逐魂。 夸誕(コタン:おおげさででたらめなこと)なれば魂を逐(うしな)わん。ほら吹きであれば精魂を失う。

 

くよくよしないで、いつも楽しむ気持ち、を持っているのが元気で長生きできることのようです。

 

勝海舟が好んだ言葉だそうです。

 

勝海舟は、頼まれれば好んで【美意延年】と揮毫(キゴウ)したそうです。