239.又辞シリーズ「十牛訓 第六図 騎牛 又辞 1967年 夏日」

第六図は 騎牛です。

“牛に乗り笛を吹く牧童”「騎牛帰家」は、絵として色々と描かれています。「自分自身を馴らし、操ることができるまでに精神的に成長した姿」となります。

 

購入先の文章は以下の通りです。

・以下、湘南堂書店(購入先) より

 

十牛訓 第六騎牛之又辞

倒騎得ゝ自帰

家蒻苙蓑衣帯

晩霞歩ゝ清風

行処穏不将寸

艸掛唇牙

一千九百六十七年 旺春 天風

 

苙:牛馬などを入れておく囲い/よろいぐさ/セリ科の多年草などの意味:

艸:くさ

 

 註

牧童は牛の背上に

後しろ向きに乗り得ヽと

其上で笛を吹きつヽ

悠々と家路に就くと

いう意なり

  花押

 

・以下、webより

 

自分自身を馴らし、操ることができるまでに精神的に成長した姿である。“牛に乗り笛を吹く牧童”「騎牛帰家」が描かれる。一方で、騎牛笛吹童子の図像は、山水画、とりわけ農耕図の中の点景としても描かれる。