30.「至誠一本」
天風会では、「真・善・美」を「誠・愛・調和」と表現します。「至誠」を広辞苑で調べると「きわめて誠実なこと。まごころ。「例:至誠天に通ず」」とあります。これに「一本」がついているので、「至誠」にまとめて一筋で行うということだと思います。
「真善美」は、以下の「叡智のひびき」箴言25に天風先生の解説が載っています。
「真善美は、真と美は本心に固有され、善なるものは良心の能動に際して、必然的に発動する純真情緒(心情)のことで、しかも何人にも、性別なく、生まれながらに賦与されている。「真」とはいわゆる「まこと(誠))」のことで「まこと」とはありのままの姿=何の虚飾(きょしょく)も偽(いつわ)りも形容もないそのままの・・すわなち絶対の本然のこと。」(「叡智のひびき」箴言25、p193)