70.「しのいでも あるべき時に ともすれば あやまつものは こころなりける」
「凌(しの)いでも あるべき時に ともすれば 誤(あやま)つものは 心(こころ)なりける」と読みました。
天風先生は、色々なこころの歌を使われています。
「たちむかう 人のこころは 鏡なり おのが心を うつしてや見ん」(箴言11)
「おもしろき 事もなき世を面白くすみなすものは こころなりける」(箴言15)
また、以下のようにこころを表現されています。
まごころなるもの、超越的(ことにすぐれ ぬきんでること)な積極性の(心意(こころ))なのであるから、その行為に絶対の強さが付随するがゆえに、その生活行為にも何等の疲労困憊(ひろうこんぱい)を感じないことになる。(箴言2)