79.「煩悩の水多ければ 悟りの水多し」
「煩悩の氷多ければ悟りの水多し」とは、親鸞上人の有名な教えです。その関係は氷と水のようであり、氷が多ければ多いほど、溶けたときの水は多くなります。同じように罪や障りが多ければ多いほど、後に得られる功徳も多いのです。(webより)
消極が深くなり極まり、積極に転じればその大きさはとても大きいということだと思います。
同じような内容の言葉で「罪障功徳の体となる(罪障がそのまま功徳になる)」があります。また、「煩悩の氷解けて功徳の水と成る」、「障り滅すれども去る所無し、氷解けて水と為るが如し、氷多ければ水多し、障り多ければ徳多し。(浄土真宗聖典全書 p.983)」