98.「弗為胡成(為さざれば なんぞ成らん)」
「弗為胡成」も天風先生がよく使われる言葉です。多くの書を残されています。(書は違いますが、2回目のご紹介です。)
叡智のひびき・箴言7の最後に、「弗為胡成(為さざれば なんぞ成らん)」の言葉が載っています。「徹底的実行を行うには、いつもかわらざるの真剣という心構えが不可欠の条件」と書かれています。一歩目の足を踏み出し試し、フィードバックして改善すると「進化と向上」に寄与できます。
「多くいうまでもなく、生命改造という尊貴なる人生事業の徹底は、How to do? (いかに行うか)を徹底的に実行するのみである。しかも、徹底的実行には、くり返していう、いつもかわらざるの真剣という心構えが不可欠の条件ということを絶対に忘るるなかれ! である。
そして常住、「為せば成る為さねば成らぬものをことをものなるを 成らぬはおのが為さぬためなり」という教えの歌を心に銘記すべきすべきである。
終わりに、惰心(だしん)と迷妄鞭撻(めいもうべんたつ)のために、古代中国の儒聖(じゅせい)が行道はただなすのみにありと喝破した語句を添付する。
弗為胡成(為さざれば、何ぞ成らん)」(叡智のひびき・箴言7より)