「あなたは「怒らず恐れず悲しまず」をどのように切り替えていますか」」の説明をさせてもらいました。この中で、前回の「誦句を作る」に基づき「私の誦句」を作り、説明しました。
「私の誦句」木曜行修会 山本正徳
人間の生命は、宇宙の進化と向上のために、生まれてきている。
だから、元気で仲良く楽しく生きることができる。
心と体は、大切な用具であり、磨けば磨くほど、より良く使うことができる。
そのためには、良いINPUTをし、良いOUTPUTをし、良いFEEDBACKを繰り返している。このスパイラル・ループで成長を加速している。
そして宇宙霊の意図する「真善美」で「誠と愛と調和」ができ、真の世界平和の確立に役立つ人間になるよう努力しよう。
それには、本心・良心に基づく行動をし、信念を強化し、科学的説明、追体験するように心がけよう。
縁あって結ばれた多くの人々ともに、感謝と歓喜の感情をより多く持ち、笑顔が絶えないようにしよう。
そして日々新たに、今を大切に、明るく朗らかに生々と勇ましく活きることを誓います。
令和元年5月9日(2019年5月9日)
あなたは「怒らず恐れず悲しまず」をどのように切り替えていますか」
木曜行修会 山本正徳 2019年5月9日
(「心に成功の炎を」第二章 絶対積極 中村天風先生著を活用)
Ⅰ.感情を統御して心を積極的に生かす(感情の効果)
・人間が一生を通じて運命的に、あるいは健康的に、生きがいのある人生を生きたければ、心の態度を積極的にするのが、絶対の真理。
・いい薬を飲んだ、理想的な食事をした。また、本当に体のためにいいような方法をやってみても、こころが積極的にならない場合は、その効果は減殺される。
・快くやるか、義務的にやるかによって効果が変わる。
Ⅱ.相対積極と絶対積極の違い
2-1 相対積極
・多くのひとは、積極を消極という言葉に相対したものと考えている。
・積極精神とは、なにか強気な気持ちという意味でとらえて、がむしゃらに強がったり、強情はって頑張るというふうに思っている。⇒これは、相対的積極。
・相対的積極の意味:例えば、肉体でいうと外界からいろんな刺激がくる、痛いとか暑いとか寒いといった刺激を受ける。あるいは、怒ったり、悲しんだり、恐れたり、しょっちゅうやっている。いわゆるエモーション、消極的な感情です。
そういうものが心の中に起こる。それに対して、これをこらえようとか、これに負けまいとする気持ち、これが相対的積極です。
・あいつだけには、負けたくない。なんとかして勝ってやろうと思う。これもいわゆる積極的な気持ちなんだけど、これは相手があってのことです。だから、相対的積極です。
2-2 絶対積極
・絶対積極の気持ち:心が、その対象なり相手というものに対してとらわれていない状態。
・何者にもとらわれていない、心に雑念とか妄念とか、あるいは感情的ないろいろの恐れとか、そういったものが一切ない状態。
・けっして張りあおうとか、対抗しようとか打ち負かそうとか負けまいといったような、そういう気持ちでない、もう一段高いところにある気持ち、境地、これが絶対的な積極です。
Ⅱ.天風先生への会員からのお礼の言葉
例1:「先生、お陰さまでもって、まあほんとうに家じゅう健康になりまして、ありがとうございます。」
例2:「いえねえ、おかげでこの頃は、先生、うちにどんな病人ができても、どんな運命的なことができましても、以前とぜんぜん心持ちが違うんです。ぜんぜん心持ちがいたぶられないんですよ。それはもうほんとうに、天風会の誓いの言葉どおり、怒らず、恐れず、悲しまず、正直、親切、愉快に、力と勇気と信念をもって・・。ほんとうですよ、先生。どんなに私の心を乱すようなことを仕向けられても、断然、私の心は始終、平和でございます。憎い人は一人もいません。私の心の中は愛で満ちています。本当にありがとうございます。」
Ⅲ.「意志の力」が弱い理由は
原因1.潜在意識の中に非常に消極的な観念要素が知らない間にうんとたまったため
原因2.平素の人生を生きる場合の精神生活態度が、いつも臆病で引っ込み思案だった。
原因3.感情、感覚のショックが、神経系統の生活機能に悪い影響を与えたこと。
⇒直接の原因:ラジオ、テレビのアンテナのような精神機能の運営作用を掌握するアンテナ。これを感応性能という。
Ⅳ.「意志の力」を強くするには(感応性能を積極にするには)
・観念要素の更改、積極精神の養成、神経反射の調節。
・昼間、人生に生きてる際に、できるだけ明るく朗らかに、いきいきとして、勇ましく、心を変な状態にしない心がけを実行する。
⇒1)人間が使う言葉を、積極的な言葉を選択する。一言、一言に注意する。
2)態度を積極的にする。(いいほうの模倣(まね)をする)
3)クンバハカする。(クンバハカが抜けているときは、そのときはすぐ締める。
・消極的な思考が発生したら、いたずらに悶えない。それにかかわり合いをつけない。そして反対に、ただ一心に積極的思考のみを心の中にもちこむ努力をする。
山本の例:①寝る前に、三行ポジティブ日記を書く。(寝る前15分間は、記憶のゴールデンタイム)
②朝、ニュースは見ない。見たいテレビ番組は、録画する。(消極データを入れない)
③クンバハカ体勢を取る。特に、肩の力を抜く体操をする。
④積極的な言葉を使うようにする。(「鏡の法則」の活用)(怒る機会を減らす)