168.「達磨 閑自若」

(しずか)なること 自若(じじゃく)のごとし」と読み下しました。

 天風先生は、真人生の探究p216で「古詩に「忙処事預向閑中先可点検、動時会須従静裏是可操持」というのがあるが、何れも等しく、心急ぐ時には、一しおその心を落ち着けよとのことを諭したものである。」と、「心急ぐ時には、一しおその心を落ち着けよ」と書かれています。忙しく 心急ぐ時も、閑(しずか)なる時と同じく、明瞭意識を持つことが大切です。

 

閑:1.しずか。「閑寂・閑雅・閑静・閑地・閑境・深閑・森閑・清閑」、2.《名・造》することがなくてひま。のんき。何もしないでいる。「忙中閑あり」

 

自若(ジジャク):重大事に当たっても、落ち着いていて、心や態度に少しの乱れもないさま。「自若として座して待つ」「泰然自若」