190.「神攸青雲外」短冊

「神攸青雲外」は、「神のおわす所()は、青雲の外である」と読み下しました。この言葉を天風先生は、いくつか書かれています。軸では、過去に紹介いたしました。

 青雲というと、「青雲之志(せいうんの-こころざし)」が思い付きます。「徳を磨いて、立派な人物になろうとする心。 また、功名を立て立身出世をしようとする心。 「青雲」は雲の上の青い空を意味し、高位・高官、立身出世のことをいう。」の意味です。

「神(宇宙霊)のいるところは、青雲(高位・高官、立身出世)の外(本心・良心)にある」との意味と考えます。

 

青雲:1 青みがかった雲。また、よく晴れた高い空。青空。2 地位や学徳の高いことのたとえ。「之を要するに如何(どう)してもの雲の上には向きの悪い男であるから」〈福沢・福翁自伝〉3 俗世間を離れ、超然としていることのたとえ。

 

攸:ゆったりとした/ところ/~するところ