31.「光」

 「光」とは何でしょうか。色々な定義ができると思います。思想史では、「光は様々な思想や宗教において、超越的存在者の属性を示すものとされた。古くから宗教に光は登場しており、より具体的には太陽と結びつけられることも多かった。古代エジプトの神、アメン・ラーなどはその一例である。(webより)」となっています。

また、天風先生は「光」の出し方について、以下のように述べておられます。人格を磨いて「光」を出すことが大切です。

 「・実行、実行、生きている以上は実行:天風会員というプライドを失わないようにするには、実行をあくまで現実にする。ですからもう、一生懸命私は、人の世のために生きている以上は、一日でも人様の幸いのために生きずんばあるべかざる、責任上からも、一生懸命実行してます。そしてとにかく、すればするほどね、炭団(たどん)と違うんだから、磨けば磨くほどね、炭団は小さくなっちまうけど、人間の格てえものは、磨けば磨くほど、光を出すんですから。無邪気に実行して、どんな人間の中に出ても、ね、見えない光明(こうみょう)が燦然(さんぜん)と輝いている人間になってください。そういう人間が、たった一人、多くの人間の中に入っていくてえと、多くのよろしいか、迷っている人間や苦しんでいる人間の近くへふーっと、美化、善化されちまう。」(「心を磨く」-中村天風講演録p245より)