「官能の啓発を学ぶ」木曜行修会 山本正徳 2019214

『五感』は五つの感覚:外界からの刺激を感じる働き、それによって起こる意識

『五官』は五つの器官:外界の事物を感じる五つの感覚器官、つまり感覚を意識する身体の器官

「心を磨く」第四章「五官感覚を磨き上げ、自己肯定に徹して生きよ」抜粋

・認識力の養成とは、

①刀で言えば、鋭い刃をつけるために焼き刃をその刀に与える

 ②メガネで言えば、本人の目にピッタリと合った度で、眼鏡を磨いた状態

⇒レンズや眼鏡のレンズの曇りを取るとの同じ。

・認識力が養成される。⇒心の性能がシャープになる。

・心身統一法の目的:生命の本質の実現化

         (本当の人間の値打ちを完全に発現せしめる)

・認識力の養成(三つの条件)

第一:官能の啓発(感覚器官:勘のよさ、五官感覚機能を正確にする)

第二:精神内容の浄化(観念要素の更改)

第三:神経生活機能の促進(神経反射の調節法)

 

・磨けば磨くほど、研げば研ぐほど、人間は優れていく。

⇒命を本当に役たつように使うため。

・五官感覚機関は、精神生命の口になる。

 不用意に、外界に存在しているものを目で見たからって、すぐ自分の心に受け入れ、耳で聞いたからってすぐ、なんの分別もなく、めちゃめちゃに入れると、その結果は、肉体になんでも構わず食い物なら入れてしまったのと同じ結果となる。それ以上に恐ろしい事は、精神内容は常に乱雑不純潔になって、従って心の力の働きも、その程度はグッと低下する。そうすると、怒らずともいいことを怒ったり、泣かずにいい事を泣いたり、悲しまずにいいことを悲しんで、三勿三行どころではなくなる。

自分を磨き上げるんだ。研ぎ上げるんだ。この気持を奮いおこす。

ペンフィールドマップ(触覚が重要な事が分かります。)webより

・脳神経外科医であるペンフィールドは、癲癇患者の手術際に切開した脳に電極を当て、脳細胞に電気刺激と患者の反応を観察しました。 これが、有名なペンフィールドの実験です。 この実験により脳は各部位で分業しており、それぞれの脳部位とそれにつながる全身の体部位は対応関係にある事を確認することが出来たのです。

大脳皮質の運動野と感覚野には体の各部位に対応する領域があり、例えば手の動きに関わる部位の大脳皮質を損傷すると手が動かなくなり、親指につながる大脳皮質感覚野に電極刺激を与えると親指がビリビリと感じたりします。

・ペンフィールドマップ

ペンフィールドはヒトの大脳皮質を電気刺激し、運動野や体性感覚野と体部位との対応関係をまとめた。皮質上の身体部位の図の大きさは、その部位を司る大脳皮質の面積に比例している。

図の脳断面が脳の運動野と感覚野の部位から、それに対応する身体部位です。身体の大小の図はその部位を司る大脳皮質の面積に比例しています。

左の(エイリアン?ヒト)とも手、手指、顔、口、足などはその部位にしめる大脳皮質の面積の割合が大きい事がわかります。それだけ脳のつながりが大きいともいえます。

 

例えば、よく噛んで食べる(咀嚼運動)事も、顔をマッサージしたり手入れする事やよく笑う事も、手指や足趾を使う運動やマッサージ等はペンフィールドマップからみれば理にかなった脳活性なのです。(webより)