「迸り出でようと待ち構えて居る」2017年3月9日 木曜行修会 服部嘉夫先生

この言葉は、皆様ご承知の運命の誦句にある言葉です。

天風先生は、運命を天命と宿命に分けています。

天命は既に天より定められた運命を云います。

私が、日本で、昭和の時代、服部家の長男として生まれたこと。

これはどうしても変えることは出来ないことで天命には安住せよ。

「運が悪く風邪を引いた」とか「受験に失敗したのは運が悪かった」のではなく、注意を怠ったり、努力が足らなかったのです。それを宿命と云います。

宿命は人間の力で、創意・工夫・努力して打開して行くことが可能な運命です。「人事を尽くして天命を待つ」

「運は寝て待て」ではなく「運は練って待て」

「棚から牡丹餅」「牡丹餅が載っている棚の下で口をあけて待っていろ」と云う事。

天風先生は宿命を打開するには、感謝と歓喜の感情をより多く持てと云われてます。

感謝と歓喜のようなプラスの感情は、宇宙霊の持つ偉大な力と計り知れない叡智を我が生命に導入するかけいようなものと天風先生は言われます。

*筧=節を抜いた竹で水を通すといのこと

宇宙霊は人間をより健康に、より幸福に、良い運命であるように待ち望み手を差し延べ、ようとしているのです。

天から与えられた水道の水は、水道管を通して、我が家に通じています。その水を飲むためには、水道の蛇口の栓を開かなければ、水は飲めません。その栓を開けるのは自分自身です。

運命とは命を運ぶと読みます。命を運ぶのはマル通でもなく、クロネコヤマトでもありません。自分自身です。

宇宙霊が我々誰にでも満遍なく与えようとしている恵みを受け入れるか否かは自分の意志の力によるものです。

自分の意志の力を充実し発揮せねばなりません。

それには統一道の実践が必要です。

 

天風教義を実践実行して、常に溌剌颯爽、何事にも私は喜びだ、感謝だ、笑いだ、雀躍こおどりだと、勇ましく溌剌と人生の一切に勇往邁進して行きましょう。